
戒名(法号)
戒名(法号)について
お戒名は、その文字が示す通り、戒めとして授かる仏様の弟子としてのお名前で、日蓮宗では『法号』と呼ばれており、成仏を願ってお授けするものです。
日蓮宗では、戒律よりも妙法蓮華経(以下、法華経)の信仰と実践を大切にしているため、『戒名』ではなく『法号』と呼ばれています。
『法』とは法華経を信仰・実践する者、『号』とは仏弟子を象徴する尊い称号を意味します。
葬儀式において、導師(僧侶)が故人様に引導を申し渡し、仏弟子の称号である『法号(戒名)』を授与し、成仏を祈ります。
法号(戒名)は、仏教とご縁を結び、仏式による葬儀を営むにあたり、とても大切なお名前になります。
「法号(戒名)がなければ成仏できない」
とおっしゃる方もいるそうですが、それは間違った解釈であり、
「仏になると名前(呼び名)が変わる」
というのが正確な理解です。
本昌寺に葬儀を依頼された方には、法号(戒名)をお授けさせて頂いており、別途戒名料などは必要ありません。(ご家族が法号(戒名)を望まない場合は柔軟にご対応しております)
名は体を表すと言います。
法号(戒名)の授与については、まだまだ及ばぬところはありつつも、仏道成就(成仏)の願いを込めると共に、その方らしい法号(戒名)をお授けできるよう、努めております。
過去にお授けさせて頂いた
法号(戒名)について
本昌寺では、お授けさせて頂いた法号(戒名)に対し、なぜこの法号(戒名)をお授けさせて頂いたかを記し、ご家族様にお渡ししております。
以下は、過去にお授けさせて頂いた法号(戒名)のご案内の一文です。
※個人情報になる箇所は伏せております。
故 〇〇〇〇さんのお戒名(法号)には、
『薫修院慈光日○信士』と、お授けさせて頂きました。
喫茶店の経営に勤しんでおられたとお聞きした際、店内を包み込む芳醇なコーヒーの『薫り』を想像しました。
『薫』という字は、袋の中に香草を入れて火にかけ、煙が立ち上がる様子を表したものです。
香草が火にかけられることで、周囲に良い香りを届ける様子は、〇〇さんが、30年前に亡くなられた闘病中の奥様を、その身を削りながらも、献身的に支え抜いた姿とシンクロするように思います。
そのようにしてご自身の身を『修め』、奥様を『慈悲の光』で支えられた。
奥様の法号(戒名)には『慧光』と授けられていたので、それと対をなす形になるよう、『慈光』とお授けし、仏様の慈悲の光でお導き頂けるよう、願いを込めました。
『日』の一字は、皆を照らす太陽の意。
『○』の一字は、生前のお名前から、お授けさせて頂いております。
〇〇さんの安らかなる旅立ちを、心よりお祈り申し上げます。
故 〇〇〇〇さんのお戒名(法号)には、
『玄彩院真道妙○信女』
と、お授けさせて頂きました。
『玄彩』は、彩り深いそのご生涯を。
『真道』は、自分の道を真っ直ぐに歩まれたことをお讃えした法号です。
学校や学習塾での仕事・生徒への向き合い方、油絵の嗜みなど、思い通りにならないことを人生の醍醐味と捉え、それを楽しそうに話して下さる〇〇さんは、人間的魅力に溢れる、とても頼もしいお方でした。
自責思考が強く、頑張ることを怠らない。
油絵というアートを通じて、自身の感性を磨く〇〇さんとの対話の中で、仕事に対しても『技術』の向上だけではなく、『美』を追求しているように感じることが度々ありました。
そんな〇〇さんの生涯をお讃えし、『玄彩院真道』とお授けさせて頂いております。
『妙』の一字は仏の深遠なる教えに導かれますよう祈りを込めて。『○』の一字は、生前のお名前から頂戴しております。
〇〇さんの旅立ちが、安らかであることを願っています。
生前法号(戒名)授与
冒頭でもご説明致しましたが、お戒名(法号)は、仏道が成就すること願って授かる、仏弟子としてのお名前です。
現代では、葬儀式にて授かることが一般的ですが、本来的には生前に授かるものでした。
仏弟子とは、仏様の教えに従い生きること。
それは、慈悲と智慧を深める努力をし、敬いと感謝を持って生きることです。
本昌寺では、そのように仏弟子として生きる誓願を立てる方に、生前戒名(法号)を授与させて頂いております。
生前にお戒名(法号)を授かることで、より良い人生を送る支えとなって欲しいと願っています。
ご自身の人生を表すお名前を、住職と共に考えましょう。
没後法号(戒名)授与
何らかの事情で葬儀式ができなかった方、戒名(法号)を授からなかった方で、没後戒名の授与をご希望される方にも、柔軟にご対応させて頂きます。 お気軽にご相談下さい。
生前法号(戒名)授与
没後法号(戒名)授与
お布施の目安
男性:〇〇〇〇信士・・・5万円
女性:〇〇〇〇信女・・・5万円
男性:〇〇院〇〇〇〇信士・・10万円(院号)
女性:〇〇院〇〇〇〇信女・・10万円(院号)
※葬儀式以外での法号(戒名)授与は、法要を営みお授けさせて頂きます。
※お納め頂くお布施は、戒名授与料ではなく、法要を営むにあたってのお布施とご理解下さい。
※葬儀式にて戒名(法号)を授与させて頂く際には、別途お布施は必要ありません。